首がこってマッサージガンを当てたいけれど、首に使って大丈夫なのか不安になりますよね。
実は、マッサージガンは首そのものではなく、首につながる後ろ側の筋肉に当てるのが基本です。
当ててよい場所と避ける場所、強さと時間の目安、手が届かないときの当て方まで、首に使う前に知っておくと安心な使い方を紹介します。
マッサージガンを首に使うなら首の後ろと肩の上だけ
首にマッサージガンを使うときは、当てる場所を首の後ろ側の筋肉と、肩の上の盛り上がった部分に絞ります。
のどのある前側と、首の横には当てません。
首こりの原因になりやすいのは、首の後ろから肩、肩甲骨の内側までつながっている筋肉です。
首そのものを強く刺激しなくても、このまわりをほぐすだけで首が楽になったという声が多いです。
のどと首の横にマッサージガンを当ててはいけない理由
首の前と横には、太い血管や神経、のどがあります。
筋肉が薄いので、振動がそのまま奥まで届いてしまいます。
マッサージガンの取扱説明書でも、「のどや頭部には使用しないでください」「首の前方からのマッサージはしないでください」と書かれているものが多いです。
首の骨の真上も避けて筋肉だけに当てる
首の後ろの真ん中には、背骨につながる首の骨があります。
骨の上に振動を当てても筋肉はほぐれず、ゴツゴツした痛みが出るだけです。
首の後ろに当てるときは、真ん中の骨から指2本分ほど左右にずらした、筋肉のふくらみを狙いましょう。
首にマッサージガンを使う前に決めておく強さとアタッチメント
首のまわりは体の中でも筋肉が小さく薄い場所です。
そのため、首に使うときは一番弱いレベルと、小さめのアタッチメントから始めるのがおすすめです。
太ももやお尻と同じ強さで当てると、痛みやだるさが残りやすくなります。
マッサージガンの強さは一番弱いレベルから始める
最初は必ずレベル1から当ててください。
気持ちいいと感じる程度で止めて、痛いと感じたら1段階下げます。
強いほどほぐれるわけではありません。
強く当てすぎると、筋肉がかえって硬くなったり、次の日にだるさが出たりすることがあります。
首には小さめの丸いアタッチメントか平らなものを使う
マッサージガンには、丸型、平型、先の細い弾丸型、二股のU字型などのアタッチメントが付いています。
首まわりに使いやすいのは、当たりのやわらかい丸型か平型です。
先の細い弾丸型は1点に力が集まるので、首には向きません。
U字型は首の骨をまたいで左右の筋肉に当てられるように作られていますが、首に使うなら弱いレベルにとどめましょう。
| アタッチメント | 首まわりでの使い方 |
|---|---|
| 丸型(大きめ) | 肩の上や背中の広い部分に向いている |
| 丸型(小さめ)や平型 | 首の後ろの筋肉に向いている |
| U字型 | 首の骨をまたいで当てる。弱いレベルで使う |
| 弾丸型 | 刺激が強すぎるので首には使わない |
マッサージガンで首こりをほぐす使い方は4ステップ
首こりをほぐすときは、肩の上から始めて、首の後ろへ少しずつ上がっていく順番で当てます。
いきなり首から当てるより、まわりの筋肉を先にゆるめておくほうが首の刺激を弱くできます。
- アタッチメントを丸型か平型に付け、強さをレベル1にする
- 肩の上の盛り上がった部分に当て、肩の端から首の付け根へ向かってゆっくり動かす
- 首の付け根から、首の骨の横の筋肉を髪の生え際の手前まで下から上へなでるように動かす
- 最後に肩甲骨の内側を上から下へ動かして終わる
どのステップでも、本体を強く押しつける必要はありません。
マッサージガンの重さだけを乗せるつもりで、肌の上を1秒に2〜3cmくらいの速さで動かしましょう。
首へのマッサージガンの使い方は1か所20秒が目安
首まわりに当てる時間は、1か所につき10〜20秒、首から肩までの全体で2分くらいが目安です。
同じところに当て続けると、赤くなったりあざができたりすることがあります。
メーカーの説明でも、同じ場所への連続使用は3分以内を目安にしているものが多いです。
首は筋肉が小さいので、その中でも短めにしておくと安心です。
| 当てる場所 | 時間の目安 | 強さ |
|---|---|---|
| 首の後ろの筋肉 | 1か所10〜20秒 | 一番弱いレベル |
| 肩の上 | 片側30秒〜1分 | 弱めから中くらい |
| 肩甲骨の内側 | 片側30秒〜1分 | 弱めから中くらい |
1日に何回も当てるより、1日1〜2回を毎日続けるほうがこりはたまりにくいです。
仕事の合間に肩が重くなってきたら、肩の上だけ30秒当てる、という使い方でも十分です。
首にマッサージガンを使う人がよくやってしまうのは、次の3つです。
- いちばんこっている1点だけに、1分以上当て続ける
- 早くほぐしたくて、本体を強く押しつける
- あおむけに寝たまま、首の下にマッサージガンをはさんで当てる
どれも首に強い刺激が長く入る使い方なので、当てる時間と強さを先に決めてから使いましょう。
首に手が届かないときはマッサージガンを肩と肩甲骨から当てる
自分で首の後ろに当てようとすると、腕を上げ続けることになり、肩がかえって疲れてしまいます。
そんなときは、首の後ろにこだわらず、手の届く肩の上と肩甲骨のまわりを中心に当てれば十分です。
反対の手で持って肩の上に当てる
右の肩に当てるときは左手で持ち、左の肩には右手で持ちます。
ひじを体に近づけて、脇をしめた姿勢で持つと腕が疲れにくくなります。
首の後ろに当てるときは、あごを軽く引いて少しうつむくと筋肉がのびて当てやすいです。
肩甲骨の内側は家族に頼むか小さいマッサージガンを使う
肩甲骨の内側は自分ではいちばん当てにくい場所です。
家族に当ててもらうなら、骨に当たらないように肩甲骨のふちの内側をなぞってもらいましょう。
1人で使うことが多い人は、手のひらサイズの軽いマッサージガンのほうが、背中に回しても腕が疲れにくいです。
マッサージガンを首に使って気分が悪くなったらすぐ止める
首のまわりに強い振動を当てると、めまいや冷や汗、気分の悪さが出ることがあります。
強い刺激で起きる迷走神経反射と呼ばれる反応で、少しでも気分が悪くなったら、すぐに止めて横になって休んでください。
次に使うときは、強さを下げて、首の後ろは避けて肩の上だけにしておきましょう。
マッサージガンを首に使わないほうがいいとき
次のようなときは、首に当てずに様子を見ましょう。
- 首を寝違えた直後や、ぶつけたあとで強く痛むとき
- 腕や手にしびれがあるとき
- 熱があるときや、お酒を飲んだあと
- 皮膚に傷や湿疹があるとき
ペースメーカーなどの医療機器を使っている人や妊娠中の人は、使ってよいかを医師に確認してからにしましょう。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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