家で走れたら雨の日も続けられる。そう思ってルームランナーを調べ始めたものの、音や置き場所が気になって決めきれない人は多いです。
ルームランナーのデメリットは、買う前に知っておけば、ほとんどは機種選びと置き方で小さくできます。
ここでは、ルームランナーのデメリットを1つずつ挙げて、それぞれの減らし方まで紹介します。
ルームランナーのデメリットは音と大きさと続けにくさ
ルームランナーのデメリットは、大きく分けると「音と振動」「本体の大きさと重さ」「続けにくさ」の3つです。
音と振動は、とくにマンションやアパートで困ることが多いところです。走るときの足音と、電動式のモーターの音の両方が出ます。
大きさと重さは、部屋に置いてから気づく人が多いデメリットです。お店で見たときより大きく感じた、という声もよく見かけます。
続けにくさは、景色が変わらないことや、1回に使える時間が決まっていることから来ます。
どれも、知らずに買うと「思っていたのと違う」になりやすいところです。
マンションでルームランナーを使うと足音が下の階に響きやすい
マンションやアパートでいちばん気をつけたいのは、モーターの音よりも、走るときの着地の音です。
着地の音は床を通して下の階に伝わります。壁を通して隣の部屋にも届くことがあります。
鉄筋コンクリートの建物は音が伝わりにくく、木造や軽量鉄骨のアパートは音が伝わりやすいです。賃貸のアパートは木造や軽量鉄骨のことが多いので、とくに気をつけましょう。
防振マットを敷いても足音はゼロにならない
ルームランナーの下に防振マットを敷くと、床の傷と振動はかなり減らせます。
ただ、マットを敷いても着地の音が全部消えるわけではありません。マットは「無いよりずっといい」くらいに考えておくと、あとでがっかりしません。
大股でドスドス走るのと、歩幅を小さくして静かに走るのとでも、響き方は変わります。走り方を変えるとひざや足首への負担も減るので、一度試してみてください。
モーター音は安い機種ほど大きい
電動のルームランナーは、ベルトを回すモーターの音も出ます。
安い機種ほどモーター音が大きいことが多く、静音をうたう機種は値段が上がる傾向があります。
音が心配なら、口コミで「音」について書かれているところを読んでから選ぶのがおすすめです。
使う時間帯は昼から夕方に寄せる
早朝や夜遅くは周りが静かなので、同じ音でも気になりやすくなります。
集合住宅でルームランナーを使うなら、昼間や夕方など、周りの生活音がある時間に使うのがおすすめです。
管理規約で運動器具の使い方に決まりがある建物もあるので、気になる人は管理会社や大家さんに確かめておきましょう。
ルームランナーは思っていたより大きくて重い
家庭用のルームランナーでも、置くと畳1枚分ほどの場所を取る機種があります。
大きめの折りたたみ式では、幅78cm、奥行き162cmほどの機種もあります。畳1枚はおよそ91cm×182cmなので、それに近い大きさです。
さらに、走っている人がうしろに落ちたときのために、本体のうしろにも空きが要ります。どれだけ空けるかは取扱説明書に書いてあるので、買う前に読んでおきましょう。
折りたたみ式のルームランナーでも重さは変わらない
折りたたみ式なら、使わないときの床の面積は小さくなります。
ただし、たたんでも重さは同じです。電動のルームランナーは重いものが多く、置き場所を変えるのに2人がかりになることもあります。
キャスターが付いた機種でも、毎日たたんで片付けるのは手間になります。出しっぱなしにできる場所があるかどうかを先に決めておくと、使わなくなるのを防げます。
ルームランナーを手放すときは運び出しが大変
使わなくなったルームランナーは、多くの自治体で粗大ごみとして出すことになります。
重い機種だと、部屋から外まで運び出すのがひと苦労です。出し方や料金は自治体ごとに違うので、お住まいの自治体の案内を確かめてください。
電動と自走式でルームランナーのデメリットは違う
電動のルームランナーは音と重さと値段、自走式のルームランナーは脚への負担と走りにくさがデメリットです。
自走式は、自分の足でベルトを動かすタイプです。電気を使わず軽いものが多い一方で、ベルトが小さく、フォームが崩れやすくなります。
| タイプ | 主なデメリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 電動のルームランナー | モーター音が出る、本体が大きく重い、値段が高い | ジョギングやランニングをしたい人 |
| 自走式のルームランナー | ベルトが小さい、フォームが崩れやすい、脚への負担が大きい | ウォーキング中心で、電源を使いたくない人 |
| 電動ウォーカー | 最高速度が時速5km前後で走れない | 歩くだけでいい人 |
走りたいのか、歩くだけでいいのかで、選ぶタイプが変わります。歩くだけなら、電動ウォーカーのほうが小さくて音も抑えやすいです。
ルームランナーには1回に使える時間の上限がある
家庭用のルームランナーは、1回に続けて使える時間が機種ごとに決まっています。
家庭用の機種では、30分まで、60分まで、90分までなど、機種によってかなり差があります。上限まで使ったら、しばらく休ませる必要があります。
これは意外と知られていないデメリットです。「1時間しっかり走りたい」と思って買ったのに、30分で止めないといけない機種だった、ということが起きます。
長く走りたい人は、商品ページや取扱説明書の「連続使用時間」の欄を必ず見てから選びましょう。
ルームランナーのベルトは手入れをしないと傷む
ルームランナーは、買ったあとも手入れが要ります。
使ったあとはベルトのまわりのほこりを取り、機種によってはベルトの裏に専用のオイルを差します。長く使ううちにベルトがたるむと、着地したときにすれる感じが出てきます。
ベルトの調整や部品の交換が必要になることもあるので、修理や部品の注文を受けてくれるメーカーを選んでおくと安心です。
外を走るのと同じ効果は出にくいルームランナーの弱点
ルームランナーはベルトが動くので、外を走るより地面を蹴る力がつきにくいです。
マラソン大会に向けて練習したい人は、ルームランナーだけで済ませず、週に1回は外も走るのがおすすめです。
景色が変わらず途中で飽きやすい
同じ場所でずっと走るので、途中で飽きてしまう人も多いです。
テレビや動画を見ながら走れるように、画面の前に置く人が多いです。タブレットを置ける台が付いた機種なら、動画を見ながら歩くこともできます。
ただし、走りながらスマホを操作したり飲み物を取ったりすると転びやすくなります。そのときは一度ベルトを止めましょう。
ベルトの上ではフォームの崩れに気づきにくい
外を走るときと違って、ベルトに合わせて足を出すので、フォームが崩れても自分では気づきにくいです。
前に鏡を置いたり、たまにスマホで横から撮ってみたりすると、走り方のくせが分かります。
ルームランナーのデメリットを減らすために買う前にやること
ルームランナーのデメリットの多くは、買う前の5つの確認で小さくできます。
- 置く場所の幅と奥行きを測り、本体のうしろの空きも足して足りるか確かめる
- 建物が木造か鉄筋コンクリートかを確かめ、管理規約に運動器具の決まりが無いか見る
- 走りたいのか歩くだけでいいのかを決めて、電動か自走式か電動ウォーカーかを選ぶ
- 連続使用時間が、自分が1回に使いたい時間より長いか確かめる
- 防振マットと室内用のランニングシューズを一緒に用意する
はじめは、いきなり速いスピードにせず、歩く速さから少しずつ上げていきましょう。ルームランナーに慣れるまでは、手すりのある機種のほうが安心です。
この5つを確かめてから選べば、ルームランナーを買ったあとに困ることはかなり減ります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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