リフレクターとは ポンチョに付いた反射材の役割と選ぶ位置

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ポンチョの商品説明に「リフレクター付き」と書いてあるけれど、何がどう違うのか分からない。

リフレクターとは、車のライトを受けて光って見える反射材のことです。夜や雨の日に、運転する人から早く見つけてもらうために付いています。

リフレクターの仕組みと効果、ポンチョならどこに付いていればいいのか、光らなくなったときの見分け方までを順番に紹介します。

リフレクターとは光を来た方向へ返す反射材のこと

リフレクター付きレインポンチョ

ポンチョについているリフレクターは、車のヘッドライトや自転車のライトが当たると、その光を来た方向へそのまま返す素材です。光を当てた人の目に光が戻るので、運転席からは着ている人の体が明るく光って見えます。

普通の白い布は、光を四方へ散らして返します。リフレクターは光をライトの方向へまとめて返すため、同じ明るさのライトでも白い布よりずっと明るく見えます。

この返し方を「再帰性反射」と呼びます。道路の標識や、工事現場の人が着ているベストの光るラインと同じ仕組みです。

カメラ用のリフレクターとは別物

「リフレクター」で調べると、写真撮影で使う丸い銀色の板が出てきます。あれは光を広げて顔の影を消すための道具で、ポンチョのリフレクターとは目的が違います。

ポンチョや自転車でいうリフレクターは、ほぼ「反射材」と同じ意味だと考えてOKです。商品説明では「反射テープ」「反射プリント」「再帰反射材」と書かれていることもあります。

リフレクター自体は光りません。電池も要りません。光が当たったときだけ明るく見えるので、周りが真っ暗で車のライトも当たらない場所では目立たない点は覚えておきたいところです。

反射材があると車から見える距離は26mから57m以上に伸びる

反射材を身につけていると、黒っぽい服だけのときの2倍以上離れた場所から車に気づいてもらえます。

神奈川県警察の案内では、時速60kmで走る車がライトを下向きにしているとき、歩行者が見える距離は次のとおりです。

服装 運転席から見える距離
黒っぽい服 約26m
白などの明るい服 約38m
反射材をつけた服 57m以上

時速60kmの車は、1秒で約17m進みます。26mだと気づいてからブレーキを踏むまでの時間がほとんどありません。

警察庁も「反射材を着用している歩行者は、着用していない歩行者よりも2倍以上手前で発見できる」と案内しています。

雨の日のポンチョは暗い色ほど見えにくい

JAFが服の色を変えて夜の見え方を比べたテストでは、黒や青の服は横断歩道のすぐ手前まで近づかないと見えませんでした。

雨の日は、フロントガラスの水滴やワイパーで運転席からの見通しがさらに悪くなります。紺や黒、カーキのポンチョを選ぶなら、リフレクター付きを選んでおくと安心です。

ポンチョはバッグの反射材を隠すので背中と裾とフードの3か所で選ぶ

ライト窓付きの自転車用レインポンチョ

ポンチョは体の前後とリュックまですっぽり覆います。カバンやリュックに付けた反射材がポンチョの下に隠れてしまうので、ポンチョ自体にリフレクターがあるかどうかが大事になります。

とくに子どもの通学用リュックや自転車用のバッグには、反射材が最初から付いていることが多いです。晴れの日は光っていても、雨でポンチョを着た日だけ光らない、ということが起きます。

リフレクターの位置は、次の3か所を見て選びましょう。

  • 背中の中央から下のあたり(後ろから来る車に見える)
  • フードの後ろやつば(頭の高さなので遠くから見える)
  • 前身ごろや裾(正面から来る車や自転車に見える)

商品写真では前からしか写っていないことがあります。後ろ姿の写真があるか、説明文に「背面」「フード」と位置が書かれているかを確かめてください。

自転車で着るならライト窓付きもあわせて見る

自転車でポンチョを着ると、前カゴやハンドルまで覆って、自転車のライトを隠してしまうことがあります。前が透明な「ライト窓」になっているポンチョなら、ライトの光をさえぎりません。

自転車は、夜間に後ろの反射器材か尾灯を付けることが道路交通法で決まっています。ポンチョの裾が後ろの反射板にかぶらない丈かどうかも見ておきましょう。

背中側が長すぎるポンチョは、自転車の後輪に巻き込まれるおそれがあります。自転車で着るなら、後ろの丈が長すぎないものや、裾を留められるものを選んでください。

反射テープと反射プリントは光る面積と丈夫さで選ぶ

よく光るのは幅のある反射テープ、軽くて目立ちにくいのは反射プリントです。ポンチョのリフレクターには、大きく分けてこの2種類があります。

種類 見た目 向いている人
反射テープ 銀色の帯が縫い付けてある 夜道を自転車で通勤通学する人
反射プリント 柄や文字の一部だけ反射する ふだん使いで見た目も気にしたい人

反射テープは光る面積が広く、遠くからでも見つけてもらいやすいです。ただ、昼間は銀色の帯がはっきり見えるので、デザインが作業着っぽく感じる人もいます。

反射プリントは、昼間はほとんど目立たず、ライトが当たったときだけ柄が光ります。そのぶん光る面積は小さめです。夜に長い距離を走る人は、プリントだけに頼らず、テープの入ったものを選ぶほうがいいです。

明るい色のポンチョとリフレクターは両方あるほうがいい

黄色や赤などの明るい色は、夕方の薄暗い時間に目立ちます。リフレクターは、ライトが当たる夜に目立ちます。

効く時間帯が違うので、どちらか片方ではなく、明るい色でリフレクター付きのポンチョを選ぶと、夕方から夜まで見つけてもらいやすくなります。

リフレクターは汚れとはがれで光らなくなる

泥はねやこすれでリフレクターの表面が傷むと、光を返す力が落ちます。買ったときに光っていても、ずっと同じように光るとは限りません。

とくに裾や背中の下のほうは、自転車の泥はねを受けやすい場所です。反射プリントは、洗濯や折りたたみをくり返すうちに、ひびが入ったりはがれたりすることがあります。

光っているかはスマホのライトで確かめる

リフレクターがちゃんと反射するかどうかは、家で簡単に確かめられます。

  1. 部屋を暗くして、ポンチョをハンガーにかける
  2. 2mほど離れて、スマホのカメラのライトを点ける
  3. ライトを当てたまま、画面ごしにリフレクターを見る

リフレクターの部分が白く光って見えれば大丈夫です。一部だけ暗く見えるときは、その場所が汚れているか傷んでいます。

目の高さとライトの位置を近づけるのがコツです。ライトと目が離れていると、リフレクターは光を来た方向へ返すので、光って見えにくくなります。

洗うときは洗濯表示に合わせる

泥汚れは、ぬらしたやわらかい布でふき取るのがいちばん安全です。洗濯機で洗う場合は、ポンチョのタグの洗濯表示に合わせてください。

反射プリントは熱に弱いものもあります。乾燥機やアイロンが使えるかどうかは、タグの表示で必ず確かめましょう。

今のポンチョにリフレクターが無いなら反射材を足せばいい

キッズ用レインポンチョ

リフレクターが付いていないポンチョでも、上から反射材を足せば夜の見えやすさを上げられます。買い替えなくても大丈夫です。

警察庁や県警の案内では、次のような反射材がすすめられています。

  • 腕に巻くバンドタイプ(ポンチョの上から巻ける)
  • 肩からかけるたすきタイプ
  • 靴やかかとに貼るシールタイプ

ポンチョの上から付けるなら、腕と足元がおすすめです。腕や足は歩いたりこいだりすると動くので、光る位置が変わって運転する人の目に入りやすくなります。

子どもには、ポンチョの上から腕に巻くバンドを1本だけでも付けておきましょう。雨の日の夕方は、空が暗いうえに雨で見通しも悪く、運転する人から子どもが見えにくくなります。

  • リフレクターは車のライトを来た方向へ返す反射材
  • 反射材があると、車から見える距離は約26mから57m以上に伸びる
  • ポンチョはバッグの反射材を隠すので、背中とフードと前の3か所を見て選ぶ
  • 光っているかはスマホのライトで確かめられる
  • 付いていなければ、腕や足元に反射材を足す
この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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