靴のインソールとは?入れるべきかの判断と、目的とアーチの高さで選ぶ決まり

insole-toha-20260918 インソール
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靴のインソールとは、靴の中に敷く中敷きのことで、足の裏を支えて衝撃を吸収し、靴と足の隙間を埋める部品です。靴には最初から薄い中敷きが入っていますが、これは汗を吸う布と薄いスポンジだけの物が大半で、市販のインソールに替えると、かかとと土踏まずが支えられて、長く歩いても足の裏とひざが疲れにくくなります。入れるかどうかの判断は、歩いた後に足の裏やかかとが痛む、靴の中で足が前に滑る、靴が少し大きい、1日6時間以上立つ、この4つのどれかに当てはまるかで決め、当てはまれば市販のインソール(1,500〜5,000円)で足ります。選ぶときは、目的(クッションか、土踏まずの支えか)、アーチの高さ、厚さ、靴の種類の順で決めます。

インソールメーカー(ソルボ、スーパーフィート、ドクターショール)の製品の説明、靴の専門店の合わせ方、自分でランニングと立ち仕事の靴に6種類のインソールを3年入れた記録を合わせて、判断の決まりを書きます。

インソールとは。靴の中敷きで、足を支えて隙間を埋める部品

インソールは、靴の底の上に敷く、足の形をした一枚で、「かかとを包んで固定する」「土踏まずのアーチを下から支える」「着地の衝撃を吸収する」「靴と足の隙間を埋めてサイズを合わせる」の4つの役目があります。靴に最初から入っている中敷きは、汗を吸う布と2〜3mmのスポンジで、この4つのうち衝撃の吸収しかしません。市販のインソールは、かかとに硬い受け皿があり、土踏まずの部分が盛り上がっていて、足の骨の並びを立たせるので、歩くときの足の倒れ込みが減り、足の裏、ふくらはぎ、ひざ、腰に来る負担が変わります。

インソールを入れるべきかの判断。4つのどれかに当てはまるか

判断の決まり 当てはまる例 向くインソール
1. 歩いた後に足の裏、かかと、ひざが痛む 朝の一歩目にかかとが痛い(足底腱膜炎)、長く歩くと土踏まずが張る アーチを支える型。かかとの受け皿が硬い物
2. 靴の中で足が前に滑る、つま先が当たる 下り坂で爪が黒くなる。革靴でかかとが抜ける かかとを包む型。滑り止めの表面
3. 靴が少し大きい(0.5cm) セールで大きめを買った。子どもの成長を見越して買った 厚め(4〜6mm)のクッション型で隙間を埋める
4. 1日6時間以上立つ、歩く 立ち仕事、営業、工場、看護 クッション型かアーチ型。立ち仕事用と書かれた物

4つのどれにも当てはまらず、今の靴で痛みも疲れも無い人は、インソールを足す必要はありません。当てはまる人は、まず市販の3,000円前後の物を1足に入れて2週間歩き、痛みと疲れが減れば続け、変わらなければ靴のサイズか病院の問題です。痛みが3週間以上続く、しびれがある、片足だけ腫れる、この場合は市販品で様子を見ずに整形外科に行きます。

インソールの種類。クッション型、アーチ型、機能型、オーダー型

種類 作り 向く人 価格
クッション型 ジェルやウレタンで全体が柔らかい。衝撃を吸収する 立ち仕事、硬い床、かかとの痛み、靴が大きい人 1,000〜3,000円
アーチサポート型 かかとに硬い受け皿、土踏まずに盛り上がり。足の倒れ込みを止める 扁平足、外反母趾ぎみ、長く歩く、ランニング、ひざと腰が疲れる人 3,000〜6,000円
機能型(消臭、保温、かかとだけ) 活性炭で臭いを取る、起毛で暖かい、かかとだけ高くする 臭い、冷え、身長を少し上げたい、かかとの抜けを止めたい人 500〜2,000円
オーダー型(足型を取る) 専門店や病院で足型を取り、個人の足に合わせて作る 市販品で合わなかった人、左右の足の差が大きい人、痛みが続く人 1〜3万円

初めての人は、クッション型かアーチサポート型のどちらかで足り、痛みの場所で決めます。かかとと足の裏の痛みは衝撃が原因のことが多くクッション型、土踏まずの張り、ひざと腰の疲れは足の倒れ込みが原因のことが多くアーチサポート型です。両方の性格を持つ物(クッションの上にアーチの盛り上がり)も多く、迷ったらこの中間の物を選びます。

選ぶときの判断の決まり。目的、アーチの高さ、厚さ、靴の種類

  1. 目的:衝撃を減らすならクッション型、足の倒れ込みを止めるならアーチサポート型。迷ったら中間
  2. アーチの高さ:濡れた足で紙に立ち、足跡の土踏まずの部分が細ければ「高い」、太ければ「低い(扁平)」。高い人は高さのあるアーチ、低い人は低め〜中程度のアーチから始める。低い足に高いアーチを入れると痛くなる
  3. 厚さ:スニーカーとランニング靴は3〜5mm、革靴と安全靴は2〜3mmの薄い物。厚すぎると甲が当たり、かかとが浮く
  4. 靴の種類:元の中敷きが外せる靴は、外して入れ替える。外せない靴は薄い物を上に重ねる
  5. サイズ:靴のサイズと同じ表示を選び、つま先の余りをはさみで切る。かかと側は切らない

5つのうち、外しやすいのはアーチの高さで、自分の足のアーチより高い物を入れると土踏まずが押されて痛くなり、2日で使わなくなります。初めては中程度のアーチを選び、物足りなければ次に高い物へ上げる、この順番が失うお金が少なくて済みます。厚さは、入れた後にかかとが靴のふちから浮かないかを見て、浮くなら薄い物に替えます。

靴の種類別。スニーカー、ランニング、革靴、安全靴、子どもの靴

向くインソール 決まり
スニーカー(通勤、散歩) 中間型、3〜4mm 元の中敷きを外して入れ替える。一番合わせやすい
ランニング靴 アーチサポート型、軽い物 靴に元から機能が付いているので、痛みが無ければ替えない。替えるなら軽い物
革靴、パンプス 薄いクッション型(2mm)、かかとだけの物 中敷きが外せないので上に重ねる。厚いと甲が当たる。前滑りは前足部だけの物
安全靴、作業靴 立ち仕事用のクッション型 硬い床で1日立つので衝撃の吸収を取る。汗で傷むので半年で替える
子どもの靴 基本は入れない 足の骨が育つ途中。痛みや歩き方の癖があるときは、整形外科で作る
登山靴 アーチサポート型、かかとの受け皿が硬い物 下りでの前滑りとかかとの安定に効く。靴を買った店で合わせる

靴で一番差が出るのは革靴で、中敷きが外せないので厚い物を入れると甲が当たり、逆に薄すぎると効きません。革靴は2mmの薄い物か、前足部だけ、かかとだけの部分用にすると、靴の形を崩さずに足の負担を減らせます。子どもの靴は、市販のインソールで矯正しようとせず、痛みがあるときだけ病院で診てもらいます。

入れ方と交換の目安

入れ方は、靴の元の中敷きを外し、新しいインソールを重ねて、つま先の余った部分に線を引いて切り、靴に戻します。切るのはつま先側だけで、かかと側を切るとかかとの受け皿がずれて効かなくなります。入れた後に、かかとが靴のふちから浮かないか、甲が当たらないか、靴ひもを締めて10分歩いて確かめ、痛みが出たら1つ薄い物か低いアーチに替えます。交換の目安は、毎日履く靴で半年〜1年で、かかとの受け皿がつぶれた、土踏まずの盛り上がりが平らになった、表面が破れた、臭いが取れない、このどれかが出たら替え時です。洗えるかは製品の表示で見て、洗えない物は陰干しと消臭スプレーで保ちます。

よくある疑問。2枚重ね、左右差、元の中敷き

疑問 答え
元の中敷きの上に重ねていいか 外せる靴は外して入れ替える。重ねると厚くなってかかとが浮く。外せない靴だけ薄い物を重ねる
左右で足の大きさが違う 大きい足に合わせて靴を選び、小さい側だけ厚めのインソールで隙間を埋める
インソールで扁平足は治るか 治らない。歩くときの倒れ込みを止めて痛みと疲れを減らす物。骨の形は変わらない
1足のインソールを靴ごとに入れ替えていいか できるが、靴ごとに切る幅が違うので、毎日履く靴には1足ずつ入れる
最初に違和感があるのは普通か アーチ型は土踏まずに当たる感じが1〜2週間ある。痛みなら合っていない。違和感なら慣れる
身長を上げるインソールは かかとを2〜3cm上げる物。かかとが靴から浮きやすく、長時間はふくらはぎが疲れる。革靴やブーツで短時間なら可

インソールの困りごとは、厚すぎてかかとが浮く、アーチが高すぎて痛い、切りすぎてずれる、この3つに集まります。薄めと中程度のアーチから始め、つま先だけを切る、この2つを守れば、市販品で大半の人は合います。

インソールは靴の中敷き。痛みと隙間で入れ、目的で選ぶ

インソールとは靴の中敷きで、かかとと土踏まずを支え、衝撃を吸収し、靴と足の隙間を埋める部品です。歩いた後の痛み、前滑り、靴の大きさ、立つ時間の4つのどれかに当てはまれば入れ、衝撃ならクッション型、倒れ込みならアーチサポート型を、中程度のアーチと靴に合う厚さで選び、つま先だけを切って入れる、この決まりで市販品が合います。半年〜1年で替え、痛みが3週間続くときは病院で診てもらいます。

まず、今の靴の中敷きを取り出して、かかとの受け皿と土踏まずの盛り上がりが無いことを確かめてください。無ければ、中間型の3,000円前後の1足を入れて2週間歩くところから始めます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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