ヨガマットの洗い方と洗剤。中性洗剤か重曹水をスプレーして拭き、陰干し。PVC・TPE・天然ゴムの素材別に

yoga-mat-araikata ヨガマット
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ヨガマットの洗剤は、水で薄めた食器用の中性洗剤か、水500mlに小さじ1の重曹を溶かした重曹水の2つで足ります。洗い方は「スプレーして布で拭き、水拭きして、陰干し」が基本で、水に浸ける丸洗いと洗濯機は、PVC・TPE・天然ゴムのどの素材でも使いません。汗のにおいには重曹水、皮脂や日焼け止めの汚れには中性洗剤、と使い分けます。

ヨガマットのメーカーと販売店の手入れの案内、クリーニング店の記事を合わせて5本読み比べ、洗剤の選び方、素材別の洗い方、毎回と月1回の手順、やってはいけないこと、買い替えの目安の順に書きます。

ヨガマットに使える洗剤は2つ。中性洗剤と重曹

洗剤 作り方 向く汚れ 使えない素材
食器用の中性洗剤 水500mlに2〜3滴。スプレーボトルに入れる 皮脂、日焼け止め、化粧品、床の汚れ なし(薄めれば全素材)
重曹水 水500mlに重曹小さじ1を溶かす 汗のにおい、酸っぱいにおい 天然ゴムは月1回まで(アルカリでゴムが硬くなる)
市販のマットクリーナー そのままスプレー。1本1,500〜2,500円 汗と皮脂の両方。香り付き 製品の対応素材を見る
クエン酸水 水500mlにクエン酸小さじ1 重曹で取れないアンモニア系のにおい 天然ゴム、PVC(表面が白くなる)

アルコールの除菌スプレー、塩素系の漂白剤、酸素系漂白剤、クレンザーは、どの素材でも使いません。表面のコーティングがはがれ、滑り止めが効かなくなり、ひび割れの原因になります。洗剤を使ったあとは、必ず水だけで湿らせた布で拭き直し、洗剤を残さないことが、べたつきと変色を防ぎます。

【素材別】ヨガマットの洗い方

■ PVC(塩化ビニール)。一番多い素材。水に浸けない

3,000円以下のマットの多くがPVCで、表面に細かい凹凸があり、汗と皮脂が入り込みます。薄めた中性洗剤をスプレーし、やわらかい布で表面をなでるように拭き、水で湿らせた布で洗剤を拭き取り、陰干しします。水に浸けると中まで水を吸って乾かず、においとカビの原因になります。においが気になる回は、中性洗剤の代わりに重曹水を使います。

■ TPE(熱可塑性エラストマー)。水に強いが、浸けない

6mm前後の軽いマットに多い素材で、水をはじきます。水で湿らせた布で拭くだけで汚れが落ち、ひどいときは薄めた中性洗剤をスプレーします。水に強いのでシャワーで流しても構いませんが、浴槽に浸けるのはやめます。熱に弱く、直射日光や車内に置くと変形するので、干すのは日陰です。

■ 天然ゴム。水洗いは避け、拭くだけ

1万円前後の厚手のマットに多い素材で、グリップが強い代わりに水と洗剤に弱いです。薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、水拭きで洗剤を取り、陰干しします。マットに直接スプレーせず、布に付けてから拭くのが天然ゴムの決まりです。重曹水はアルカリでゴムが硬くなるので、月1回までにします。新品のゴムのにおいは汚れではなく、2〜3週間の陰干しで抜けます。

■ コルク・麻・ジュート。表面だけ拭く

表面がコルクや麻のマットは、水を吸うと反ります。かたく絞った布で表面だけを拭き、洗剤は薄めた中性洗剤を布に少量付ける程度にします。コルクはもともと抗菌の性質があるので、水拭きだけでにおいは付きにくい素材です。

毎回の手入れと、月1回の手入れ。手順

毎回(使ったあと3分)

  1. 使った面に、薄めた中性洗剤か重曹水をスプレーする。全体に霧がかかる程度
  2. やわらかい布かマイクロファイバーで、端から端へ一方向に拭く。こすらない
  3. 水で湿らせた布で、もう一度拭く
  4. 広げたまま、または椅子の背にかけて、日陰で乾かす。丸めるのは完全に乾いてから

月1回(10分)

  1. 両面に重曹水をスプレーし、5分置く
  2. 布で拭き取り、水拭きを2回する
  3. 風通しのよい所に半日かけて、裏表を返して乾かす

一番大事なのは、乾かしてから丸めることです。湿ったまま丸めると、内側でカビが出て、翌週に黒い点が付きます。夏は乾くまで2〜3時間、冬は半日かかります。

やってはいけないこと。洗濯機・浴槽・日光・アルコール

  • 洗濯機と乾燥機に入れない。マットがちぎれ、洗濯機の中で絡まる。乾燥機の熱で変形する
  • 浴槽に浸けない。PVCと天然ゴムは中まで水を吸い、1週間乾かない。乾く前ににおいが出る
  • 直射日光で干さない。紫外線で表面が硬くなり、ひび割れる。ベランダなら日陰の時間に
  • アルコール、漂白剤、クレンザーを使わない。表面の滑り止めが落ち、色が抜ける
  • たわしや硬いスポンジでこすらない。凹凸が削れて、グリップが弱くなる
  • 洗剤を残さない。拭き取りが甘いと、次に使ったときに汗と混ざってべたつく

スプレーの作り置きと、外で使ったあとの手入れ

薄めた中性洗剤と重曹水は、100円のスプレーボトルに作り置きできます。中性洗剤の水は1か月、重曹水は2週間で作り直します。古くなると洗剤の力が落ち、ボトルの中で雑菌が増えて、逆ににおいの元になります。ボトルに作った日を書いたテープを貼っておくと、替え時を忘れません。

公園や芝生の上で使ったあとは、裏面に砂と草の汁が付きます。家に入れる前に、裏面を乾いた布で払い、それから表面をいつもの手順で拭きます。スタジオのレンタルマットの上に敷いた場合は、裏面に他人の汗が付いているので、その日は裏面も重曹水で拭きます。

買い替えの目安。洗っても戻らない3つの状態

手入れをしても、マットは1〜3年で寿命が来ます。洗っても汗のにおいが翌日に戻る、表面がぼろぼろと粉になって落ちる、手を置いた所が滑って戻らない。この3つのどれかが出たら、洗剤を変えるより買い替えます。週3回以上使う人は1〜2年、週1回なら3年が目安です。

洗剤は中性洗剤か重曹水。拭いて、水拭きして、陰干し

ヨガマットの洗い方は、水500mlに中性洗剤2〜3滴か重曹小さじ1を溶かしてスプレーし、やわらかい布で拭き、水拭きで洗剤を取り、日陰で乾かしてから丸めます。PVCとTPEは中性洗剤と重曹水のどちらでも、天然ゴムは布に付けて拭き、重曹は月1回まで。洗濯機、浴槽、直射日光、アルコールと漂白剤は、どの素材でも使いません。汗のにおいには重曹水、皮脂の汚れには中性洗剤と覚えておけば、洗剤で迷いません。

まず、手元のマットの裏か商品ページで素材を確かめてください。PVCかTPEならスプレーで、天然ゴムなら布に付けて、次に使ったあとから始められます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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